文学組版

組版の品質は、編集・校正の手間に直結します。私どもは、初校から責了まで精度の高い作業を保つことが、編集者の負担を減らす最も確実な方法だと考えています。

三秀舎には経験20年以上のオペレーターが複数在籍し、日本語組版の細部にわたり責任を持って向き合っています。数式・表組といった難易度の高い案件や多言語組版にも対応しています。

社内では定期的に組版勉強会を開催しています。活版時代から受け継がれる組版の基本を改めて確認しながら、現場で生じる新たな課題についても検討する場です。社員だけでなく各社の編集者にもご参加いただいており、作り手同士が直接意見を交わす機会になっています。

入稿はWord・テキスト・スキャンデータ・手書き原稿まで受け入れています。独自スクリプトによる自動処理とデジタル検版を組み合わせることで、ミスが起きにくい工程を整えています。「データが残っていない」「古いデータを再利用したい」といった案件も、原本からのデータ化や既存データの検証を含めて対応いたします。

校正・編集サポート

校正技能検定の上級者・中級者が社内外に在籍し、デジタル検版を取り入れながら、組版チェック・体裁確認・赤字引き合わせなどの内校正を行っています。下版前の最終チェックでは、目次と本文の照合、柱・ノンブルの確認など、書籍としての構成が整っているかの確認も実施しています。

また、原稿整理・原稿指定、写真・図版の割り付け、素読み校正、用字用語の統一、参考文献のチェックなどの編集サポートも、ご要望に応じて幅広く対応いたします。

編集代行・出版企画

第一線での経験が豊富な編集者と提携し、企画立案、原稿執筆やリライト、インタビューの実施から文字起こしまで、編集業務の各工程に対応しています。

進行が止まっている企画のリプランニングやブラッシュアップ、原稿の再整理など、状況に応じて対応可能ですので、まずはご相談ください。

デザイン

書籍の内容と読者をつなぐ最初の接点が、デザインです。本文・カバー・帯・見返しなど、装幀に関わる一切を一貫して対応いたします。

三秀舎では、出版物の実績を持つデザイナーと製造技術に関する知見の豊富な営業が連携して、デザインの意図と制作・工程上の制約を同時に把握した上で仕事を進めます。これにより、方向性のすれ違いや工程上のトラブルを減らしています。

製版

印刷物の仕上がりは、版づくりの段階で大きく決まります。写真・イラスト・絵画など、入稿データは形式も撮影環境もさまざまです。「どの表現を重視するか」「どんな用紙にどう再現するか」——その見極めを一点ごとに行い、制作意図に適したデータを作ることが、私たちの製版における基本姿勢です。

高い品質が求められる案件では、本機校正にも対応しています。本番と同じ印刷機で色味の条件を変えたサンプルを試し刷りすることで、色の方向性を実物でご確認いただきながら制作を進めることができます。

印刷

学術専門書・雑誌を中心に、辞典・薄紙印刷・カタログ・パンフレットなど、幅広い案件に対応しています。

設備面では、すべての印刷機にカメラ検査装置を導入し、印刷物1枚ごとに品質確認しています。検査データは完納まで保存しているため、万が一不良が発生した際も、不良箇所と該当数量を迅速に特定できます。
初版・重版を問わず安定した品質を再現するため、得意先・製品ごとに最適な濃度値を設定し、繊細な色調表現にも対応しています。

印刷立ち合いにも対応しております。仕上がりを直接ご確認いただきながら進めることができます。

製本

製本は仕上げの工程ではありますが、読みやすさ・耐久性・手に取ったときの印象を大きく左右する工程でもあります。専門書・学術書を手掛ける製本会社と長年にわたって連携しており、安定した品質で対応いたします。

書籍・冊子・パンフレットなど、用途や仕様に応じて上製本・並製本・中綴じなど幅広い製本形式に対応しています。専門書・教科書・一般書など、内容と使用シーン、コストのバランスを踏まえた上で、最適な製本方法をご提案します。

配送

専属ドライバーによる自社配送を行っています。また、各運送会社との連携により、全国への配送にも対応しています。

電子書籍

組版の段階から電子書籍化を前提としたデータ作成を行い、EPUB制作も社内で対応しています。
独自開発のオーサリングツールにより、注リンクやルビを含む複雑な構造も正確に処理でき、印刷版と電子書籍版の同時発行にも対応しています。

営業体制

営業担当者は全員、半年以上の実地研修を経ています。組版・印刷・製本など各製造工程への理解をもとに、スケジュールや仕様の調整について実務に即した提案をしています。

各得意先に対して担当2名体制を取っており、安定した対応を維持しています。